見た目はぬいぐるみのように可愛らしいラーテル。でも実は世界一怖いもの知らずとギネス認定されているほど強気な動物で、危険が迫ればライオンにも反撃しにいくほどだそう!
なぜそれほどまでに強気なのか?それは彼らの背を覆っている毛皮に秘密があります。ラーテルの背の毛皮はとても分厚くたるみがあります。そのため体を裏返しにでもされない限り、ライオンの牙や鉤爪をもってしても、ラーテルに致命傷を負わせることはできないといわれています。
まさかこの毛皮に、そんな強さの秘密があったとは…!
ちなみに、ラーテルを日本で見ることができるのは、なんと名古屋市千種区の東山動植物園だけ。勝ち気で活動的な動物ですが、東山動植物園にいる2頭のラーテルが仲睦まじく過ごす姿もほほえましいです。
命を守る毛皮だけでなく、ピンチのときにはスカンクと同じようにくさ~い液を出して敵を威嚇。東山動植物園の飼育員さんも一度その被害にあい、1週間匂いがとれなかったとか…!
そういわれると、どことなく、スカンクに見た目も似ているような…?
そんなラーテル、「ミツアナグマ」とも呼ばれハチミツが大好きという、見た目通りのキュートな一面も。強気で怖いもの知らずなのに、ハチミツが大好き。そんなギャップも、ラーテルの魅力のひとつかもしれませんね。