
名古屋城や城下町はその昔、良質な木材の産地として知られる長野県の木曽・裏木曽エリアの木で造られました。2008年の本丸御殿復元にも木曽ヒノキが使われたことをきっかけに、名古屋市民の森づくりがスタートし、現在まで続いています。
昨年に引き続き、2025年開催のプログラムをHIROBAがプロデュース。午前中に木曽の森で育樹体験をし、午後は木曽の自然や文化が楽しめる、名古屋から出発する日帰りバスツアーです。
午後の体験プログラムでは、長野県木曽郡大桑村にて、2つあるプログラムから1つを事前に選択。1つは、「阿寺ブルー」と呼ばれ、エメラルドグリーンに輝く阿寺渓谷沿いのハイキング。もう1つは、縄文遺跡の宝庫でもある大桑村にある「歴史民俗資料館」で体験する、縄文土器のミニチュアレプリカ(プラスチック製)の色塗りと、カンナを使った箸づくりです。

育樹ってどんなことをするの?
「育樹」とは樹木の手入れをすること。そもそも森林は人の手で整えないと枝葉や樹木が密集して日差しが木々や地表に引き届かなくなり、樹木の成長を妨げたり、下層植生が失われて土壌が流出しやすくなったりしてしまいます。
良質な木材を育てるため、また災害に強い森に育てるためにも、育樹は大切な活動なのです。

今回の名古屋城の森づくり育樹ツアーで行うのは、「枝打ち」と「間伐」。枝打ちは、ナタを使って樹木の余分な枝や枯れた枝を1本1本切り落としていき、間伐は樹木の成長に応じて植栽木を伐採し、立木密度を調整していきます。現地では林業に携わる方が付き添ってくれるので、初めての人でも安心です。

午後は木曽郡大桑村のレストランで昼食タイム。

2種類から選べる体験プログラム
昼食後は、お楽しみの体験プログラム。事前に申し込んだ「A.阿寺渓谷ハイキング」「B.縄文土器色塗り&木工体験」のいずれかを楽しみます。
阿寺渓谷ハイキング

「阿寺ブルー」と呼ばれる、エメラルドグリーンに輝く阿寺渓谷沿いをハイキング。滝やつり橋などの絶景ポイントをガイドさんと一緒にめぐります。

渓谷美を眺め、ゆたかな自然の中を散策するひとときは、心身ともにリフレッシュできそうです!
縄文土器色塗り&木工体験

縄文時代の遺跡が数多く見つかっている大桑村。「大桑村歴史民俗資料館」では、縄文土器のミニチュアレプリカ(プラスチック製)の色塗りが体験できます。

実際に出土された縄文時代中期の土器「悠久のほほ笑み」のレプリカに色塗りをします(写真はイメージ)
その後、カンナを使った箸づくりも体験。

体験後は大桑村歴史民俗資料館の展示を見学。実際に出土されたさまざまな縄文土器や昭和レトロな展示の数々には思わず見入ってしまいます。
午前中の育樹活動、午後の体験プログラムを通して、木曽の大自然を五感で楽しめる「名古屋城の森づくり育樹ツアー2025 in木曽」。ぜひこの機会に、日常ではなかなかできない体験を満喫してみてはいかがでしょう。
名古屋城の森づくり育樹ツアー2025 in木曽
日程:2025年9月6日(土)
タイムスケジュール
7:00集合 愛知県自治センター(名古屋市中区)
市民の森で育樹(約70分)
大桑村「本陣」で昼食(約50分)
体験プログラム(約60分)※ABいずれか
A.阿寺渓谷ハイキング
B.縄文土器色塗り&木工体験
19:30頃到着 愛知県自治センター(名古屋市中区)
応募期間:応募フォームにて8月11日(月・祝)まで
主催:名古屋城PRイベント実行委員会
共催:木曽おんたけ観光局
協力:名古屋市、木曽広域連合、大桑村
問い合わせ:TEL0264-25-6000(木曽おんたけ観光局/9:00~17:00※土日祝除く)