愛知県半田市。風情のある運河沿いに並ぶミツカンの建物。お酢で有名なミツカンですが、今ここで日本の“鍋文化”を大きく左右する新たなムーブメントが発信されています。寒くなってくると恋しくなる鍋。この秋冬に向けて、国内の鍋つゆシェアNo.1のリーディングカンパニーであるミツカンが業界を背負って、鍋で日本の食卓を笑顔にすべく「鍋活」を提案しました。
鍋つゆ商品の企画を担当されているミツカンMD本部商品企画部商品企画3課、田中保憲さんにインタビュー。鍋の魅力や、楽しみ方、鍋活の取組などについて取材してきました。
―そもそも「鍋活」とはどのようなものなんでしょう?
田中:「鍋活」とは、“鍋で笑顔になる生活”のこと。“鍋を食べるための活動”といったような頑張る感じではなく、もっと自然に生活の中に浸透させていきたいと思っています。今までミツカンとして、さまざまなレシピを考案したり、野菜を食べよう!といったキャンペーンを通して鍋を盛り上げる取り組みをしてきましたが、それらを包括して2018年に「鍋活」とネーミングしました。
―多彩な「〆チェン」レシピが魅力ですが、どのように企画されているんですか?
田中:部署をまたいでさまざまなメンバーが集まり、たくさん集まったレシピのアイデアを和気あいあいと試食しながら、おいしかったものや斬新なアイデアなどを採用していきます。2017年に好評だったのが、「〆まで美味しい 焼あごだし鍋つゆストレート」の〆チェンとして提案した「焼あごだしの明石焼き風」。鍋の最後に冷凍たこ焼きを入れて加熱し、長ねぎ、みつば、きざみのりをかけていただきます。個人的には、「〆まで美味しい ごま豆乳鍋つゆストレート」の〆チェンレシピ、「ごま豆乳カルボナーラ」も好きです。
今年は「〆まで美味しい鶏だし生姜鍋つゆストレート」の〆チェンレシピとして「鶏だし和風キッシュ」、「〆まで美味しいごま豆乳鍋つゆストレート」の〆チェンレシピとして「ごま豆乳のメープル塩プリン仕立て」も新たに追加しました。プリンは女子会の鍋の〆スイーツにおすすめです!
―鍋のおいしさが、2倍に広がりますね!
田中:そうなんです!しかも、野菜や肉、魚などを煮込んでいくうちに鍋つゆに素材の旨味がどんどん凝縮されていき、〆に近づくほどにMAXのおいしさに。この鍋つゆを活用しないのはもったいないです。
↑〆チェンレシピ:焼あごだしの明石焼き風
↑〆チェンレシピ:ごま豆乳のメープル塩プリン仕立て
―2018年は鍋活として、ほかにどんな取り組みがありますか?
田中:鍋活が提案するものとして、「おいしさ」「たのしさ」「健康」があります。その「たのしさ」を追及する取り組みとして、47都道府県のご当地鍋メニューの1位を決めよう!という「MNB47(Mizkan NaBe 47)」が現在開幕しています。鍋は、つゆや具材などご当地色が豊か。地域性が一堂に会したらおもしろいんじゃないかと。ミツカンサイトや公式アカウントで応募を受け付けていますので、自分の推し鍋を応援したり、この機会に作ってみたりと楽しんでいただけるとうれしいです。
―今後、鍋活で目指していることは?
田中:実は鍋って特別なことをしなくても糖質オフなメニューなんです。例えば、〆を食べるときに鍋3~4人分でもご飯1杯程で十分ですよね。だから他の食事よりも糖質が少ない。そんな“健康面”もアピールしていきたい。鍋というと、秋冬に食べるイメージが強いですよね? 実際に消費量をみても、現状は春夏:秋冬で1:9くらいです。でも世界に目を向けてみると、季節問わず鍋を食べる習慣がある国だってあります。鍋活の究極の目的は、日本でも1年を通して鍋が身近にある生活。そのために鍋の魅力を発信し続けていくことが、リーディングカンパニーの使命だと思っています。
※過度な糖質オフにご注意ください。
※一般的な鍋は〆まで食べても、厚生労働省食事バランスガイドの一例の糖質量に対して1人当たりの糖質量が25%以上低いため、糖質オフメニューとミツカンが定義しています。