
マルシェやイベント会場で目を引くアイコニックな自転車。その傍らに、ヒゲと笑顔が印象的な男性と、その人柄に惹かれて集まる人たち──そんな光景を目にしたことがある人もいるかもしれません。
岐阜市を拠点に東海エリアで移動型セレクトショップを展開するCHARO(チャロ)さん。活動の根底にあるのは、子どもたちへの想い、そして小さな笑顔の輪を広げていきたいという想いでした。地元の人と共同主催する岐阜市・尻毛の日曜朝市「スーパー尻毛」にお邪魔し、活動への想いをインタビューしました。
CHAROさん
新卒でメーカーに入社し、インテリアを学ぶ。その後、木工作家に弟子入りして家具づくりを学び、2020年頃独立。保育園や小学校などで木工体験の講師を務めるほか、自身が制作した木工小物とセレクト作家の作品を携えて各地のイベントに出店。拠点である岐阜市・尻毛を中心に、東海エリア各地で主催イベントも開催している。

CHAROさんのいる場所には、いつも笑顔があふれているように見えます!どんな想いで活動しているんですか?
CHAROさん(以下、敬称略):「子どもたちが心から笑顔になれる体験」を提供することが活動のテーマです。モノやコトづくりを通して、自分の手から0が1になる瞬間を味わうことや、普段の生活の中では体験できないことをたくさん経験してもらいたいという思いから活動しています。
そのうちの1つが、木工体験なのですね
CHARO:そうです。開催するといつも多くのお客様が来られるので、「手で何かを作ってみる体験を子どもにさせたい」と思っている親御さんが多いことを実感します。今はスマホやゲームなど手軽に遊べるものは充実していますが、その反面、自分の手で何かを生み出す達成感が得られる機会は減っている気がして、木育という形で貢献できているのかなと感じます。

アートトラックの落書き体験や、100年前のイギリス製自転車の試乗体験などもおこなっているとか
CHARO:落書きって、やりたくてもやれる場所がないですよね。そういう普段ではできない体験や、珍しい自転車に乗るなどの“その日、そこでしかできない楽しい体験”は、思い出として強く残ると思うんです。人に話したくなるような体験をしたことで、別の体験に興味が向いたり。コミュニケーションを生み出すツールや、子どもたちの興味の幅が広がるきっかけにできたらと思っています。

100年前のイギリス製自転車というのが、いつも携えている自転車なのですね
CHARO:日本ではもうどこにも売っていない自転車に乗れるワクワク感を届けたいという思いはもちろんですが、1番の目的は、この自転車を見つけてくれた人の目線が上がることです。現代の人たちはスマホなど下を向きながら歩いている人が多いので、少しでも目線が上がり、周りに目を向けるきっかけがつくれたらと思っています。

この自転車は普段も愛用しているんですか?
CHARO:近所のスーパーへの買い物など普段から乗って出かけています。本気で漕ぐと時速40kmにもなるんですよ。豊橋から岐阜まで4日くらいかけて走ってみたこともあります。
とてつもない長距離ですね…!
CHARO:とあるマルシェの主催者から、「CHAROさんがイベント出店してくれると、自然とお客さんの視線が上を向いて、気づけばみんな笑ってるんですよ!」という嬉しい言葉をいただけたことがあります。豊橋から移住先の岐阜にかけて、CHAROをそういった存在に育ててくれた人たちがたくさんいるので、恩返しする気持ちで走りました。

CHARO:通りすがりの人たちには試乗体験をしてもらったり、子どもたちにはお菓子を配りました。自転車に乗っているCHAROを見た人が面白がってくれたり、ホテルの従業員さんや見ず知らずの人が応援してくれたり、逆に元気をもらいましたね。
イベント主催への思いは?
CHARO:たとえば、岐阜市・柳ヶ瀬の金公園に日本全国の“ダディ=お父さん”たちが集まるフリーマーケット「DADDY:DADDY」は、子どもたちに大人になることへの楽しみな気持ちを感じてもらいたくて開催しています。お父さんたちが好きなことをして楽しんでいる姿を見せることで、「こんな大人に自分もなりたい」と思ってもらいたいです。

CHAROさんが大事にしている「笑顔の輪」、どんなふうに広げていきたいですか?
CHARO:意識しているのは、家族を第一に、自分が大切にしている半径5m以内の人たちを常に笑顔にしたいということ。自分がこの半径5mを意識していけば、人同士のつながりによってどんどんその輪が広がっていく、というイメージを持って活動しています。

CHARO:朝市「スーパー尻毛」も、自分が住んでいる一番身近な町の力になりたいと思って開催しています。自分を含め、子どもたちにとっての地元のヒーローのような大人が増えることで、笑顔の輪が広がっていったらいいなと思います。
2026 年には尻毛で実店舗のオープンも計画中だとか
CHARO:妻と2人でDIYした空間で、セレクトショップを冬頃に開く予定です。妻が手作りする焼菓子も販売します。東別院の暮らしの朝市でのイベント出店や、主催イベントなど定期的にCHAROに会える機会はありますが、尻毛のお店を目がけて会いに来てもらえたら嬉しいです。
| 2026年9月25日(金) | 木田ノ夜市(岐阜市木田) |
| 2026年10月31日(土) | DADDY:DADDY(岐阜市柳ケ瀬) |
| 2026年11月7日(土) | 不観音日和(三重県津市) |
| 毎月18日 | 暮らしの朝市(名古屋市東別院) |
























