滑らかで美しい木目!木曽ヒノキのお弁当箱NUSA【HINOKI BENTO(ヒノキ ベントウ)】後編

木曽ヒノキのお弁当箱NUSA【HINOKI BENTO(ヒノキ ベントウ)】

美しい見た目に木のいい香り!江戸時代中期より三方を作り続ける岩田三宝製作所が手がける、木曽ヒノキのお弁当箱「HINOKI BENTO(ヒノキ ベントウ)」。滑らかな木の質感にも魅了されますが、驚くのは側面の木目が1周ぐるりと途切れないこと。木がどのようにして、このようにきれいに曲がっているのでしょう。

後編原稿では、名古屋市熱田区にある岩田三宝製作所の製造現場に潜入し、「曲げ加工」の現場や、ブランドNUSAのそのほかのラインナップを紹介します。

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もくじ

木目を緻密に合わせる「木取り」

木材置き場

↑木材置き場。ここでは木の選別や、作るものに合わせた材料を切り出す「荒木取り」作業が行われます。

岩田三宝製作所が三方をはじめ、NUSASANBOUなどのオリジナルブランドの商品に使っているのは樹齢300~350年の木曽ヒノキ。ここで1~2週間乾燥させてから、サイズに合わせてカット。木目の美しさを大切にしているため、木目が曲がっている部分は省き、仕上がりイメージに合わせて適したサイズを切り出すという、とても大事な工程です。

木取り

↑さらに細かくカットしていく「木取り」の作業。

「木取り」では、合わせる部分も同じ1枚の木に見えるよう、木目をきっちりとそろえていきます。まだ表面がガサガサした状態で木目を見極めながらカットしていかなくてはいけない、職人の妙技!

3枚の板なのに、まるで1枚板のような木目の美しさ

↑3枚の板なのに、まるで1枚板のような木目の美しさ!

溝が美しい模様にも見える「曲げ加工」

さて、いよいよ気になる「曲げ加工」。見せていただいたのは仏具のひとつ・華束の製造風景ですが、やり方はHINOKI BENTOも同様です。

75℃のお湯をハケでしみ込ませませて柔らかくします

曲げたときに木が折れないよう、75℃のお湯をハケでしみ込ませませて柔らかくします。

曲げ加工

切り込みを入れた部分にヒノキの粉を入れて、溝をなくします。この作業が魔法のような「曲げ加工」のポイント!溝の表面が埋まることで、きれいな仕上がりとなるのです。

溝があることで、驚くほど簡単に曲がります。

溝があることで、驚くほど簡単に曲がります。

合わせ部分をボンドで留めたら「曲げ加工」の完成。

合わせ部分をボンドで留めたら「曲げ加工」の完成。

弁当箱「HINOKI BENTO(ヒノキ ベントウ)」

角の滑らかさは何度見ても惚れ惚れします。

岩田三宝製作所の尾張仏具伝統工芸士・岩田康行さん

↑岩田三宝製作所の尾張仏具伝統工芸士・岩田康行さん。「江戸時代の三方でこういった技術が生まれたのは、お殿さまが自分の力を誇示するためだったんです」と教えてくれました。

NUSAの注目ラインナップ

岩田三宝製作所が立ち上げた、現代のライフスタイルに合うブランドNUSA(ヌサ)。2021年に発売したHINOKI BENTOから始まり、2年間で20点以上の商品を展開しています。最近の新作は、室内でもアウトドアでも重宝するコンパクトなコーヒーテーブル「HINOKI FOLDING TABLE」。持ち手に革を組み合わせた、見た目にもおしゃれな商品です。

(左)折りたたむとフラットな箱に。(右)トレーは無塗装なので直接食材を載せても安心。
↑(左)折りたたむとフラットな箱に。(右)トレーは無塗装なので直接食材を載せても安心。

定番で人気があるトレー。こちらも木目の美しさが引き立つような商品。Sサイズはお菓子やデザートの持ち運びに、Lサイズはご飯に味噌汁、焼き魚のお皿に小鉢、箸と箸置きなど、和食のセットを載せられるサイズ感です。

無塗装

↑これも無塗装なので、食材を直接載せられます。

ヒノキの木くずを利用して作ったのが、ディフューザー

ヒノキの木くずを利用して作ったのが、ディフューザー。きれいな花に模られ、見た目にもかわいいうえ、端材を再利用したエコな商品です!

三方の職人技術を生かし、現代のライフスタイルに合う商品をさまざまに生み出し続けるNUSA。今後の新商品も楽しみです。

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(写真:山本章貴 文:広瀬良子)

岩田三宝製作所
住所愛知県名古屋市熱田区中田町6-9

https://nusa.nagoya/

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