
ネオナチュラル母袋有機農場で生まれる
100%自然由来の化粧水
多くの化粧水が石油系の合成界面活性剤の浸透力によって肌の角質層に水分を入れる方法をとるなか、化学成分と、水さえ一滴も使うことなく、その役割をヘチマ水で担っている製品があります。100%自然由来の化粧水「ヒーリングローション」。販売元は名古屋市昭和区にある株式会社ネオナチュラル。岐阜県郡上市大和町の上栗巣(通称:母袋 もたい)に自社農場を持ち、有機栽培した原料で化粧水をはじめとするスキンケアアイテム、石けんやシャンプーなどの製品を生み出しています。

↑ 棚田が広がり、のどかな雰囲気の母袋。山道を走っていると「母袋有機農場」の看板がありました!

↑ 農場で暮らしている看板猫の小次郎。とても人懐っこく、歩いているとふと現れ、一緒についてきます。
違う分野の職業からの、スキンケアブランド立ち上げ。その理由とは――
太陽のような温かな笑顔で、農場がとっても似合う株式会社ネオナチュラル代表の高柳昌弘さん。以前は建築系の仕事に携わっていたという高柳さんがスキンケア製品をつくろうと思ったきっかけとは――。
「自分のこどもが産まれたときに、肌荒れがとてもひどくて。何とか治してあげたいと思って、薬をいろいろ試したり、敏感肌用の洗剤を使ったりと奔走しましたが、なかなか改善されない。そこで、肌にとことんやさしい石けんを自分でつくろうと思ったのが、『ネオナチュラル』の始まりなんです」。
スキンケアとは全く違う職業からのスタート。独学で勉強し、ネオナチュラルの商品第1号として誕生したのが「馬油石けん」。愛娘を思う父親の愛情が、「ネオナチュラル」というひとつのスキンケアブランドをつくってしまったとは…胸が熱くなります。

↑ 農場で取材に応じてくれた高柳さん。料理を作るときに質の良い食材を選ぶように、オーガニックスキンケア製品も素材が大切との思いから自社農場まで持っちゃいました!

↑ 手にしているのは自社農場産の自然素材100%でできた「neo.baby ベビーソープ」。自然素材だけを使って手作りし、一釜ずつ試食することで出来を確かめ、製品にしています。
ヘチマ水の効能に目をつけ、現在人気No.1の化粧水が誕生
その後も独学で研究と経験を積んできた高柳さんは、肌への浸透力があるヘチマ水に目をつけ、ヘチマ水に沖縄月桃やローズ水、和漢生薬などをブレンドした化粧水「La ネオナチュラル ヒーリングローション」を生み出しました。水さえ一滴も使っていません。
「料理に例えるなら、ヘチマ水はダシのようなもの。水に比べて効果や使用感が全然違うんです」。また、合成界面活性剤だけでなく、保存料や香料などの化学成分も不使用。防腐剤を入れるかわりに、防腐作用のあるハーブ類を組み合わせて品質を保っているのだとか。そのため、開封してから3ヶ月と使用期限が設けられています。

↑ 右が「ヒーリングローション」3,186円。左は、ヒーリングローションをベースにエイジングケアに効果があるとされるバラなどの植物エキスを配合した「リッチヒーリングローション」3,780円。
求めるのは認証ではなく、肌にも心にもオーガニックであること
「ヒーリングローション」は化学成分不使用ですが、その部分だけを徹底しているわけではないのだそう。
「できるだけ有機栽培した原料を使いたいと思っていますが、合成界面活性剤を使うことを全否定する訳ではないんです。肌の仕組みに合っていることが1番。合成界面活性剤が必要であるなら、肌に負担がかからない適量使えばいい。絶対に使わないとストイックになると、つくる側も使う側も精神的に余裕がなくなってしまうから。また、『ネオナチュラル』はオーガニックの認証にこだわっているわけではないので、ベビー向け商品には肌の仕組みや自然のサイクルを考えて、馬油も使っています」。
ストイックになりすぎず、肌も心も自然でいられる、そんなオーガニックブランドなのです。

↑ 母袋の農家と連携しながら、平日は千種区にある会社で仕事を、土日は母袋の農場で作業をする高柳さん。土日は愛犬のリーフも一緒に。14歳になるリーフは名古屋ではあまり歩くことがないそうですが、母袋に来ると農場を元気に歩きまわるそう!
今なお広げている有機農場。その背景には地道な努力も
5〜6月頃はラベンダーが花開き、辺り一面ラベンダーの香りに包まれる母袋有機農場。のどかな風景に、ラベンダーの爽やかな香り。憧れるようなスローライフな光景ですが、今なお農場スペースを広げているという現場では、地道な作業の積み重ね。
「一般の土壌から有機栽培の農場をつくるのに3年かかります。3年間、化学農薬や化学肥料を使わず有機の肥料を入れて耕すことで、やっと有機農場として認証される。そこから植えたものが初めて有機農産物となるため、製品をつくるまでに4〜5年計画となるんです」と高柳さん。「また、ラベンダーやハーブ類は雑草が生えやすい。雑草が多いと栄養を吸収されてしまうし、風通しが悪くなり、根腐れしてしまうんです。除草剤を使わず有機栽培するため、手作業で雑草を根気よく抜いたり、ビニールや藁で雑草が生えないよう工夫しています」。

↑ 高柳さんだけでなく、ネオナチュラルの社員さんも土日は農場へ。ラベンダー畑で作業をする御澤栄輔さん。ヘチマを持って全国の展示会をまわっているうちに、“ヘチマ王子”と呼ばれるようになったそう!
多くの人が自然に立ち返れる場所になるよう
大変な作業はさることながら、農場ライフを心底楽しんでいるように見える高柳さんや社員さんたち。みなさん、笑顔がとてもキラキラしています! 高柳さんが農場をつくったのには、目の届く場所で原料を有機栽培したいという思いのほかに、多くの人が自然に触れ、体を動かしたりストレスをほぐせるような場所をつくりたいとの思いもありました。取材に伺った日も、ヘチマ水を秋に収穫するため、農場を一般開放してヘチマの種植えを行なっていたところ。
後編では、ヘチマ水を収穫するまでの作業の様子や、ネオナチュラル社員さん、母袋の農家さんたち、一般のお客さんを交えての農場での温かな風景を紹介していきます。
後編は2017年5月25日にアップ予定です。
(写真:西澤智子 文:広瀬良子)
後編記事はこちら
関連記事
もっとみる
-
2026-07-22
ノスタルジックさんぽ国の登録有形文化財に新スポットがオープン!さくらももこが愛した「郡上八幡さんぽ」
岐阜県郡上市にある国の登録有形文化財である郡上八幡 町屋敷越前屋に2026年7月4日、さくらももこさんが愛した郡上八幡の魅力を伝えるスポット「さくらももこと郡上八幡」がオープン。 漫画...

-
2026-07-20
トーカイ・プロダクト・ストーリー知多半島産の柑橘をブレンドした爽やかな味わい!クラフトコーラ「知多コーラ」
愛知県南部にあり、名古屋から南へ突き出した知多半島の温暖な気候で育ったレモンとみかんをブレンドしたクラフトコーラ「知多コーラ」。生みの親となる磯村優太さんは、会社員として働きながら、コロナ禍...

-
2026-07-17
TOPICS三河花火発祥の伝統技「岡崎城下家康公夏まつり 第78回花火大会」8/1(土)
三河花火発祥の地・岡崎が誇る、夏の風物詩「岡崎城下家康公夏まつり 第78回花火大会」が、2026年8月1日(土)、岡崎市の乙川と矢作川の河畔で開催されます。 花火と鉾船が浮かぶ伝統的な...

-
2026-07-16
シーズントリップ夏休みにおすすめ!幼児から小学生まで、親子で楽しめる【愛知・岐阜・三重のレジャープール2026】
梅雨が明ければ、もう暑さはじける夏が到来。避暑もしたいところですが、水遊びが楽しめるプールやレジャースポットもこの季節ならでの楽しみ! 今回は、子連れで楽しめる愛知・岐阜・三重のおすすめレジャープー...

-
2026-07-15
TOPICS劇団四季 ミュージカル『オペラ座の怪人』名古屋公演 7/5(日)開幕
撮影:荒井 健 名古屋市熱田区に新たに誕生したMTG名古屋四季劇場[熱田]のこけら落とし公演として、2026年7月5日(日)よりミュージカル『オペラ座の怪人』が開幕。 仏作家ガストン・ル...

-
2026-07-14
HIROBAくんと行く伊勢市に誕生!体験型ミュージアム「オカゲ屋敷」で“おかげさま”の心にほっこり
三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前「おかげ横丁」に2026年7月、体験型ミュージアム「オカゲ屋敷」がオープン。大阪万博に携わったトップクリエイターと協働し制作されたインスタレーション作品を通して、...

-
2026-07-11
TOPICSユネスコ無形文化遺産登録「尾張津島天王祭」7/25(土)・26(日)
日本三大川祭りのひとつであり、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている「尾張津島天王祭」が2026年7月25日(土)・26日(日)に愛知県津島市の天王川公園で開催。 7月25日(土)の...

-
2026-07-08
TOPICS金魚が優美に泳ぐ芸術空間「アートアクアリウム展 名古屋2026」7/24(金)~9/23(水・祝)
金魚と光・音・香が織りなす芸術空間「アートアクアリウム展 名古屋2026」が2026年7月24日(金)~9月23日(水・祝)、名古屋・栄にある中日ビルで開催されます。 江戸時代から続く...

-
2026-07-04
TOPICSカラフルな風鈴が夏を演出「桜山風鈴まつり」7/18(土)~8/29(土)
約2,000個のカラフルな風鈴が彩る飛騨高山の夏の風物詩「桜山風鈴まつり」が2026年7月18日(土)~8月29日(土)、岐阜県高山市の櫻山八幡宮で開催されます。 絵馬殿に風鈴が飾られ...

-
2026-07-01
HIROBAくんと行く湖池屋初、中部エリアの工場が岐阜県海津市に誕生!工場見学やマイポテチ作りを体験
ポテトチップスをはじめとするスナック菓子でおなじみの湖池屋。2025年12月には中部エリア初となる中部工場が岐阜県海津市に誕生しました。全国2カ所目となる「湖池屋GOGO!ファクトリー」も併...

-
2026-06-30
TOPICS楽曲と紐解く流星群の世界「流れ星を探して feat. BUMP OF CHICKEN」7/3(金)~
名古屋市西区のイオンモールNagoya Noritake Gardenにあるコニカミノルタプラネタリウム楽天NAGOYAでは、2026年7月3日(金)~、BUMP OF CHICKENの楽曲...













