三重の獲れたての魚を使って離乳食を!ママの心強い味方 【mogcook(モグック)】前編

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南北1,088kmに及ぶ長い海岸線があり、水産業が盛んな地域として知られる三重県。木曽三川の恵み豊かな伊勢湾、リアス海岸の入り江が続く伊勢志摩、紀伊半島東部に広がる熊野灘など幅広い海域を持ち、豊富な種類の魚が穫れるのが特長です。
「三重県が誇る自慢の鮮魚を、全国の方に届けたい」。
そんな思いから、魚を赤ちゃんの離乳食材として加工し、子育て中のママへ届ける「mogcook(モグック)」が生まれました。
 

熊野古道の玄関口にある小さな港町で誕生

 
「mogcook」を運営するのは、ウェブや広告のデザイン、商品開発などを手がける「株式会社ディーグリーン」。世界遺産熊野古道の玄関口として知られ、美しい海と神秘的な山々に囲まれた三重県北牟婁郡紀北町に会社を構えます。心地よい海風と潮の香りを感じながら、「mogcook」の企画・開発を担当する立花圭さんと広報PRを担当する樋口佐恵子さんに話を伺いました。
 
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↑ 左から立花さんと樋口さん。紀北町に流れる空気のように、穏やかな2人。
 

子育て中の知人の声が企画発足のきっかけに

 
「紀北町はスーパーに行けば季節ごとに旬の魚が並び、見ているだけで四季の移り変わりを感じられるような素敵な場所なんです」。そう語るのは立花さん。
「ウェブや広告デザインの仕事を通して地元の魚屋さんと交流する中で、『昔に比べて魚が売れなくなってきたことから、魚を食べる習慣が減ってきたように感じる』という話を耳にして。種類が豊富で、獲れたてのおいしい魚を、もっとたくさんの人に食べてもらうにはどうしたらいいのか考えていました。
そんな時、東京で子育てをしている方から『子どもに自分が生まれ育った三重のおいしい魚を使った離乳食を作ってあげたい』と言われたんです。魚は体に必要な栄養素が豊富に含まれているため、離乳食にはぴったりな食材。これは地元産業の活性化につながるかもしれないと、挑戦することにしました」。
 
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↑ 「mogcook」が取り扱う魚には「かがみだい」や「いら」など都会では見かけない珍しい種類も。三重県だからこそ味わえる魚です。
 

全国の子育て世帯の声を聞き、ブラッシュアップ

 
しかし自社で商品開発や販売などに取り組んだ経験は今までになく、離乳食の知識もない。開発当初は勉強を重ねる毎日だったそう。「厚生労働省が出す資料や離乳食のレシピ本などを何冊も読んで基本的な知識を学び、地元の管理栄養士に相談しながら商品の開発を進めました」と立花さん。また、でき上がった商品サンプルを赤ちゃんのいる全国300世帯に送り、意見を収集し、改良を重ねました。
開発から半年後の2014年7月に販売を開始。「その半年後に広報PRとして樋口さんが入社。より多くの方に知ってもらうため、料理家の栗原友さんに監修をお願いしたらどうかという提案を受けたんです」。
 
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↑ 栗原さんのファンだったという樋口さん。「mogcook」をより良い商品にするには、栗原さんしかいない!と思っていたそう。
 

今までの概念を覆す“皮つき”というアドバイス

 
料理家・栗原はるみさんの娘で、自身も料理家として活躍する栗原友さん。「栗原さんがかつて築地の魚屋で働いていたこと、そしてちょうどお子さんが産まれたタイミングだったこともあり、『これはご縁だね』と引き受けてくれました」。「mogcook」を食べた栗原さんからは「魚の皮はつけたままにしたほうがいい」とアドバイスを受けたそう。
皮と身の間には、タンパク質やビタミン、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)など栄養素が豊富。皮つきのまま調理することで栄養素や旨みが溶け出し、ふっくらジューシーに仕上がります。
 
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↑ 試食させてもらいましたが、本当にふっくらとしたジューシーな味わい。獲れたての魚を皮つきのまま調理したものがこんなにもおいしいということを、初めて知りました!
 

子育てに悩みを抱えるママやパパをサポートしたい

 
離乳食材として開発したのには、地元産業の活性化のほかにもう1つ理由が。「ママやパパは離乳食が始まると、大人のご飯と赤ちゃんのご飯両方を作らなくてはいけない。離乳食が十分に作れないと『きちんと子育てできてないのでは』と不安になる親も少なくないと聞きます。離乳食は“赤ちゃんがはじめて食べる”という大事な時。「mogcook」で手軽に栄養たっぷりの離乳食が作れたら、少しは不安を解消できるのではないかと思ったんです」と立花さんは語ります。
 
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↑ 「mogccok」には魚を使ったレシピも同封。見た目も色鮮やかで、作るのが楽しくなりますね!
 
「mogcook」は季節の魚がお任せで届く定期コースのほか、単品での購入もできます。「その時期に獲れる旬の魚しか使わないため、何が届くかは箱を開けてからのお楽しみなんです!」と樋口さん。
『mogcook』は簡単に調理できるように骨を取り、加熱すれば食べられるよう調理してありますが、最後の仕上げはママやパパ。温めてそのまま食べても十分おいしいけど、同封されたレシピを参考にひと手間加えるだけで栄養たっぷりの離乳食ができる『mogcook』。そこには、離乳食作りに楽しく向き合ってほしいという思いが込められています。
 
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↑ 「見たことのない魚でも安心して食べてもらえるように」とカードを添えています。裏面には特長が書かれ、魚をおいしく食べながら勉強もできちゃうんです!
 
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↑ フレーク状に加工したものは、口の中でほろほろと崩れるような柔らかさ。そのままお粥に入れたり、スープやご飯に混ぜて調理を時短できます。
 
後編では三重県尾鷲市にある加工場に潜入。ひとつひとつ丁寧に手作業で作られる様子や「mogcook」を通して広めたい三重の水産業への思いを紹介します。
 
(写真:西澤智子 文:松本翔子)
 
後編はこちら
 

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