少女・アリスが懐中時計を持ったうさぎを追いかけるうちに、不思議な世界に迷い込むーー現在170 以上の言語に翻訳されている不朽の名作『不思議の国のアリス』の原画展が、2024年8月3日(土)~9月21日(土)に名古屋市中区の松坂屋美術館で開催されます。
『不思議の国のアリス』が誕生したのは、今から160年余り前の1862年。原作者チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン(ペンネーム:ルイス・キャロル)が友人の娘アリス・リデルのために即興で話をつくったことがきっかけです。
その後キャロルは、風刺挿絵画家のジョン・テニエルに挿絵を依頼し、1865年に英国マクラミン社から『不思議の国のアリス』を出版。以来テニエルの挿絵をもとに、さまざまな画家がアリスを描いてきました。
本展では、英国マクラミン社が所蔵する貴重な約250点の原画などを幅広く公開。初代の挿絵から最近のものまで、挿絵の変遷を見ることができます。
また、貴重な原画・再プリント版画には、話の一部を添えて展示。物語を知らない人でも楽しめます。
そうして、耳から耳に届くかと思われるほど口を開いてニカァと笑うと、
前に身を乗りだして(もう少しで塀へいから落ちそうになりながら)
アリスに手をさしだしました。
(『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』河合祥一郎訳/角川文庫より)
時代が移り変わっても愛される『不思議の国のアリス』の世界を覗いてみて。
日程 | 2024年8月3日(土)~9月21日(土) |
時間 | 10:00〜18:00 ※入館は閉館30分前まで |
場所 | 松坂屋美術館 松坂屋名古屋店南館7階(愛知県名古屋市中区栄3-16-1) |
休館日 | なし |
入館料 | 【当日】一般1,500、高大生1,200円、小中生700円、未就学児無料 【前売】一般1,300円、高大生1,000円、小中生500円 |
駐車場 | 松坂屋名古屋店契約駐車場あり 詳しくはこちら(https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/access.html) |
アクセス | 地下鉄「矢場町」駅5・6番出口すぐ 地下鉄「栄」駅16番出口より南へ徒歩約5分 |
TEL | 052-251-1111(松坂屋名古屋店) |