
1950〜60年代の日本の女性美術家による作品を、「アンチ・アクション」という観点から捉え直す企画展「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」が、2025年10月4日(土)~11月30日(日)に豊田市美術館で開催されます。
戦後、美術界ではアンフォルメルやアクション・ペインティングといった抽象表現が流行し、当初は多くの女性作家たちも注目を浴びました。しかし、やがて“力強さ”や“豪快さ”といった、男性的とされる表現が主に評価されるようになると、女性美術家の作品は評価の対象から徐々に外れていきました。
中嶋泉による著書『アンチ・アクション』(2019)のジェンダー研究の観点を足がかりに、それぞれの女性作家がアクションへの対抗意識や独自の創作姿勢をどのように築いたのか、その軌跡をたどります。
草間彌生、田中敦子、福島秀子ら14人の作家による約120点の作品を通して、彼女たちが切り拓いた美術の世界をのぞいてみませんか。


【出品作家】
赤穴桂子、芥川(間所)紗織、榎本和子、江見絹子、草間彌生、白髪富士子、多田美波、田中敦子、田中田鶴子、田部光子、福島秀子、宮脇愛子、毛利眞美、山崎つる子
日程 | 2025年10月4日(土)~11月30日(日) |
時間 | 10:00~17:30(入場は17:00まで) |
場所 | 豊田市美術館 愛知県豊田市小坂本町8-5-1 |
料金 | 一般1,500円、高校・大学生1,000円 ※中学生以下無料 ※前売り券あり |
駐車場 | あり |
アクセス | 名鉄「豊田市」駅または愛知環状鉄道「新豊田」駅より徒歩15分 東名高速道路「豊田」ICまたは東海環状自動車道「豊田松平」ICより車で約15分 |
問い合わせ | 0565-34-6610(豊田市美術館) |