編集部が見た「あいちトリエンナーレ2016」
#5 大小の花模様と色彩が生みだす存在感。

今村文/1982年愛知県生まれ/愛知県拠点
 
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花模様をモチーフに、全体的に淡い色彩の作品たち。本に挟まれた押し花を思わせる作品は、花、葉、根のバランスや大きさが特徴的なモノばかり。色合いに優しさを感じる分、そのシルエットや、根の生命力が強く印象に残ります。
また、パネルの全面に隙間なく散りばめられている花模様は、前の作品とは対照的に、濃い色調のコントラストで強調される存在感。少し光沢のある色は、絵具の元になる鉱物の粉を用い、ロウを溶かしながらパネルに固着させる技法。これはエンコ―スティック(蜜蝋画)という、美術史上最古の絵画技法のひとつともいわれています。近くで見ると1つひとつは小さな花模様ですが、密集することで人目を引き付ける力強さが漂います。
 
展示場所:長者町会場八木兵綿6号館3F(名古屋市中区錦2-3-16)
 

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