おやつ職人まっちん×老舗油屋のコラボで生まれた、 毎日食べたい体にやさしいお菓子 【大地のおやつ】前編

product_10_1
 
同世代の職人2人が、意気投合して誕生!
 
カリッとした軽い食感のかりんとうに、ほのかな甘みと程よい塩加減のビスケット――。2012年に岐阜県で誕生した「大地のおやつ」は、おやつ職人の“まっちん”こと町野仁英さんと、岐阜市で創業から140年続く老舗油屋・山本佐太郎商店4代目の山本慎一郎さんが手がけたおやつシリーズ。“毎日のおやつを安心・安全に、気軽に食べてもらいたい”という想いが詰まったお菓子は、素朴でやさしい味わいのものばかりです。おふたりを代表して、山本さんにお話をお伺いしてきました!
 
山本さんとまっちんさんが出会ったのは2009年。山本佐太郎商店の得意先であり、岐阜市の柳ヶ瀬商店街に店を構える人気の和菓子店「ツバメヤ」。ある日山本さんが配達に伺った際、「ツバメヤ」の商品開発をしているまっちんさんに会い、同い年だったこともあり意気投合。何か、自分たちの色を出した新しいお菓子を生み出せないかとアイディアを持ち寄ることに。「うちが油屋だったこともあって、かりんとうなんてどうかとまっちんに提案されて。何度も話し合いを重ね、今の子どもたちが30年後も変わらず、毎日安心して食べてもらえるよう、素材にこだわったお菓子を作ろうと決めました」。
 

product_10_2
ハンチング帽子とオーバーオールがトレードマークの山本さん。明朗な人柄で、くしゃっとした笑顔が素敵です!

 
「ただ、かりんとうを作るとなっても、うちは油問屋なので作る設備もノウハウもない。どこかに製造を頼めないかと悩んでいたところ、まっちんからいぶき福祉会という社会福祉法人の施設でかりんとうを作っていると聞き、紹介してもらいました」。いぶき福祉会は岐阜市で障がいのある人が生き生きと暮らせるよう仕事や地域とのつながりをサポートしている団体。かりんとうやマドレーヌ、ジャムなど、丁寧に手作りをしたオリジナルの商品をいくつも生み出しています。
 
手触りで配合を決めるのは職人のなせる技
 
製造場所が決まり、次はレシピ。ここで、まっちんさんの和菓子職人としての才能が光ります。「レシピを考えるのはまっちんだけど、実際に作るのは彼じゃない。製造元が使っている機械によって仕上がりが変わってしまうため、まっちんは製造場所に出向き、機械で試作した生地を手で触って確かめるんです。その感覚を頼りに、生地の分量を配合していく。彼にしかできない技だと思っています」。こうして「大地のおやつ」のレシピが完成していくのです!
 

product_10_3
大地のかりんとうは、優しい甘さの「黒糖」、天然塩がおいしさを引き立てる「塩」、岐阜県春日村に伝わるほうじ茶を使用した「天空の古来茶」の3種類(各420円)。

 
“毎日、安心”を大切に、とことん素材と向き合う
 
当初からのコンセプトである“毎日、安心して食べてもらいたい”という想いを実現するため、まっちんさんと山本さんの素材へのこだわりは相当なもの。余計なものは使わず、厳選した素材そのもののおいしさを追求しています。「例えば和菓子を作る時には、キレのいい甘さを求めて上白糖を使う場合が多いけど、上白糖は化学生成という工程が入ることで栄養価やミネラル、風味が損なわれてしまう。まっちんは、化学生成されていない粗糖を使い、小麦粉も小麦をまるごと挽いた栄養たっぷりの全粒粉を使用しています。揚げる油は僕のこだわりで、はじめは太白胡麻油を使おうと思っていたけど、純国産のこめ油にしました。こめ油で揚げたかりんとうは、ほんのり甘さを感じ、全粒粉との相性もいいんです」。噛むたびに感じる素材の味わい。そして、“毎日食べる”ことを考え、保存料や酸化防腐剤を使わない。ここまで考え抜かれたお菓子なら、小さなこどもでも安心ですね!
 

product_10_4
ビスケットやサブレなど、大地のおやつシリーズのお菓子はすべて安全な材料を使用しています。

 
2012年の発売から、毎年新作をリリース!
 
「大地のおやつ」は誕生した2012年以降、毎年新しい商品を生み出しています。「2012年は『大地のかりんとう』とともに、芋かりんとうの『おいも泥棒』、おからかりんとうの『うのはな日和』を発売。2013年は巻きせんべいの『まるける』、2014年は小麦全粒粉100%のホットケーキミックス『おやつこ』、2015年には揚げビスケットの『3じのビスケット』を作ってきました。もともと毎年新作を生み出そうと決めていたわけではないのですが、お客様からのご要望や農家さんとの出会いから新しい商品が生まれています。今も2017年の新作を試作中なので、楽しみにしていてください!」。
 

product_10_5
左から/ホットケーキやふわふわカップケーキ、ざくざくスコーンなど幅広く使える「おやつこ」(486円)、3じのビスケットやツバメサブレの上にのせたり、おやつこで作った全粒粉ホットケーキに添えたりなど楽しめる「よいこのあんこ」(486円)。

 
30年後も愛されるお菓子作り
 
「『大地のおやつ』を、10年、20年、30年経っても、変わらず皆さんに食べてもらいたい。そして今食べてくれているこどもたちが親になった時にも、自分の子どもに食べさせたいと思うおやつでありたいと思っています」と、山本さんは語ります。「自分もこどもが生まれてから、“安全な食”の価値観が変わりました。スーパーで商品の裏書きを見て、渋い顔をしているお母さんの気持ちも理解できます。お母さんたちが、安心して手に取れるお菓子を作っていきたいですね」。
 

product_10_6
山本佐太郎商店でも「大地のおやつ」を販売。140年の歴史を感じるレトロな店内です。

 
後編では、「大地のおやつ」シリーズの1つ、「大地のかりんとう」を製造しているいぶき福祉会に潜入。製造過程でのこだわりをご紹介します!
後編はこちら
 
 
 

New Report

2026-08-04

HIROBAくんと行く

鳥羽湾クルーズでイルカ島へ!イルカのあそび時間や絶景を満喫する1日旅

「近場でも非日常感が味わえる体験をしたい」そんな夏休みのお出かけにぴったりなのが、鳥羽湾を巡るクルーズとイルカ島観光が楽しめる船旅です。 遊覧船に揺られながら鳥羽湾の美しい景色を眺め、...
妖怪,イベント,もののけ宝箱,岡崎,2026

2026-08-01

TOPICS

妖怪が大集結!「開け!もののけ宝箱」8/1(土)~10/12(月・祝)

妖怪の歴史と魅力いっぱいの展覧会「開け!もののけ宝箱 ~コワイもカワイイも⁉三次&岡崎から妖怪大集結!~」が2026月8月1日(土)~10月12日(月・祝)に岡崎城・三河武士の...

2026-07-31

TOPICS

愛岐トンネル群を特別公開「森のビアホール」8/1(土)~30(日)

登録有形文化財の愛岐トンネル群でビールやグルメを楽しめる「森のビアホール」が2026年8月1日(土)~30日(日)に開催。春・秋の特別公開を除き、トンネル内に入れる唯一の機会です。 入...

2026-07-29

東海ムーブメント仕掛け人

街角演奏で人や街とつながり、名古屋の魅力を伝える【名古屋の人間観光地・サックス侍】

浪人笠をかぶり、名古屋市内の街角に現れてサックスを吹く「サックス侍」。その活動がSNSやテレビで話題を呼び、「サックス侍に会いたい」「あの音をまた聴きたい」と名古屋を訪れる人が増えているとか...

2026-07-28

しょく育

冷たい飲み物を注ぐと色が変わる!多治見市の「壱LABO」でサンドブラスト体験

17℃以下の飲み物を注ぐと、グラスの中で鮮やかな花火が打ち上がる。 そんな夏にぴったりの仕掛けが施された「冷感グラス」を知っていますか? 多治見市の老舗食器製造販売「丸モ高木陶器」が手...
安城七夕まつり,七夕まつり,安城,2026,愛知

2026-07-25

TOPICS

“願いごと、日本一。”の七夕まつり「安城七夕まつり」8/7(金)~9(日)

竹飾りのストリートが日本一長いことで知られる「安城七夕まつり」が、2026年8月7日(金)~9日(日)にJR安城駅周辺市街地一帯で開催されます。 安城市民だけでなく周辺地域からも多くの...

2026-07-23

TOPICS

愛知の食文化を楽しく学ぶ!「酢づくりが今も昔も酢っごい展」7/25(土)~8/30(日)

愛知県半田市にある食文化の体験型博物館「ミツカンミュージアム」では、通常の見学ゾーンとは別のMIMホールにて、イベント「酢づくりが今も昔も酢っごい展」を2026年7月25日(土)~8月30日...

2026-07-22

ノスタルジックさんぽ

国の登録有形文化財に新スポットがオープン!さくらももこが愛した「郡上八幡さんぽ」

岐阜県郡上市にある国の登録有形文化財である郡上八幡 町屋敷越前屋に2026年7月4日、さくらももこさんが愛した郡上八幡の魅力を伝えるスポット「さくらももこと郡上八幡」がオープン。 漫画...

2026-07-20

トーカイ・プロダクト・ストーリー

知多半島産の柑橘をブレンドした爽やかな味わい!クラフトコーラ「知多コーラ」

愛知県南部にあり、名古屋から南へ突き出した知多半島の温暖な気候で育ったレモンとみかんをブレンドしたクラフトコーラ「知多コーラ」。生みの親となる磯村優太さんは、会社員として働きながら、コロナ禍...

2026-07-17

TOPICS

三河花火発祥の伝統技「岡崎城下家康公夏まつり 第78回花火大会」8/1(土)

三河花火発祥の地・岡崎が誇る、夏の風物詩「岡崎城下家康公夏まつり 第78回花火大会」が、2026年8月1日(土)、岡崎市の乙川と矢作川の河畔で開催されます。 花火と鉾船が浮かぶ伝統的な...

2026-07-16

シーズントリップ

夏休みにおすすめ!幼児から小学生まで、親子で楽しめる【愛知・岐阜・三重のレジャープール2026】

梅雨が明ければ、もう暑さはじける夏が到来。避暑もしたいところですが、水遊びが楽しめるプールやレジャースポットもこの季節ならでの楽しみ! 今回は、子連れで楽しめる愛知・岐阜・三重のおすすめレジャープー...
pagetop
もくじ