まち・デザイン

まちで目にする看板や、オブジェ、建物。また、身のまわりの洋服やアイテムなど。 普段見慣れている景色の中にも、意味のある“かたち”や、おもしろいデザインは点在しています。HIROBA的視点で、まちを切り取ってみました。

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2016年も残りわずか。年末年始の休暇に入り、自宅でゆっくり過ごしている人も多いのではないでしょうか。
この時期、こたつに入って、テレビを見ながらお菓子をつまむ−−−。この上なく幸せな時間ですよね。ロングセラー商品の中でも、サクッとした食感に甘辛い醤油味の歌舞伎揚は、食べ始めると手が止まらないお菓子の代表格。
歌舞伎揚といえば、ごつごつした甲羅のような形のイメージですが、名前に入っている「歌舞伎」とはなんの関係があるのでしょうか。
 
その昔、日本特有の米菓であるおせんべいは、数あるお菓子の中でも特に評判が良く、人々に親しまれていました。また、歌舞伎も日本の伝統的な古典演劇で、多くの町民から人気を集めていました。そこで、古くから日本人に身近であったおせんべいと歌舞伎をかけ合わせて、伝統を伝えていくお菓子を作ろうと考えられたのです。歌舞伎で使われている定式幕(萌黄・柿・黒、3色の舞台の引き幕)を包装にデザインし、おせんべいには歌舞伎の家紋を刻印。家紋の種類は、四角い形は市川団十郎家の「三枡」。丸い形は片岡仁左衛門家の「七ツ割に二引」だそうです。
現在は嗜好の変化に合わせてやわらかく仕上げるようになったため、家紋の刻印がわかりにくくなっていますが、うっすら見える(?)家紋をよ〜く観察しながら食べてみてくださいね。

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