東海エリアの書店をリレー形式で巡り、書店員さんが愛読する本を綴ります。 愛知東郷町


 
2020年9月にオープンした「ららぽーと愛知東郷」内にある「TSUTAYA BOOKSTORE ららぽーと愛知東郷」は、東尾張エリア最大級の売場面積を誇る大型書店。「上質な日常の中で、知を育む書店」をコンセプトに、毎日が“楽しく豊かに”過ごせるヒントが詰まった書籍が並びます。
 
書店員の愛書バトン連載15回目となる今回は、おうち時間に活用できる料理本をクローズアップ。料理初心者でも作るのが楽しくなるような、失敗知らずのレシピ本を「TSUTAYA BOOKSTORE ららぽーと愛知東郷」スタッフの馬場あゆみさんに教えてもらいました。
 

『syunkonカフェどこにでもある素材でだれでもできるレシピを一冊にまとめた「作る気になる」本』
著:山本ゆり(扶桑社)

 
料理を作るうえで一番難しいのは、実は「作る気になる」という心のモチベーションだと思います。何を作るか決めて、冷蔵庫にある食材を確認して買い出しに行って…。これが本当に、面倒くさい!
 
せっかく作る気になっても、買い物に行っている間に何を作るつもりだったのかをうっかり忘れてしまうと、帰る頃には「料理なんて作りたくない!」と大の字になって駄々をこねたくなります。
 
そんな時におすすめなのが、『syunkonカフェどこにでもある素材でだれでもできるレシピを一冊にまとめた「作る気になる」本』。著者である山本ゆりさんの大阪出身らしさが滲みでるような、「めんどうだよね、わかるわー」と言わんばかりの軽快で緩いコメントの数々。思わず、フフッと力が抜けて「よーし作るか!」という気分にさせてくれます。
 
ある程度定番の食材があれば、この本のおかげでいつも何かしらのおいしいご飯にありつくことができています。

 

『絶品ずぼらめし まぜるだけ!本格調理ゼロでも即ウマ&爆ウマ! 』
著:ずぼらめしじぇーぴー(宝島社)

 
緊急事態宣言に伴う休業要請のため飲食店が早々に閉まり、「夕食難民」という言葉も生まれたこの時代。自炊の必要に迫られるものの、料理を全くしたことのない人にとって、まずハードルとなるのが調理器具を揃えるところです。
 
『絶品ずぼらめし まぜるだけ!本格調理ゼロでも即ウマ&爆ウマ! 』の良いところは、「包丁、まな板、フライパンいらず」レシピがたくさん掲載されている点です。これらの調理器具がなくても、キッチンペーパーやポリ袋などで乗り切れることを教えてくれます。
 
掲載されているレシピのほとんどが「まぜる」、「レンチン」のみ。しかも最大3ステップで作ることができ、全レシピ動画つきです。初心者でも絶対失敗させないという著者の強い意志を感じます。
 
巻末に同じ食材を使用した一週間のアレンジレシピが載っているのも、料理初心者にうれしいポイント。調理の手間だけでなく、「献立を考える」という自炊の一番高いハードルも難なく飛び越えてしまえるおすすめの一冊です。

 

『悶絶ずぼら飯』
著:だれウマ(扶桑社)

 
『悶絶ずぼら飯』のおすすめポイントは何といっても有名外食チェーンの再現レシピが載っているところ。ペッパーランチ風ビーフライスや、サイゼリヤのミラノ風ドリア、マクドナルド風のチキンナゲット、スタバ風とろけるニューヨークチーズケーキなどなど、自粛生活で外食の味に恋しくなったら、ぜひ作ってみて欲しいレシピ満載です。
 
また、初心者にも分かりやすいように調理工程の写真がたくさん載せられているのも特徴。視覚的にレシピを見ることにより、作っている途中で「本当にこれで合っているのかな?」と心配になることがありません。さらにすべてのレシピに火加減を細かく記載しているので、失敗の可能性がグッと下がります。
 
主食やおかずのレシピだけでなく、著者・だれウマさんの代表作の1つである「やばいプリン」をはじめ、オリジナルスイーツのレシピがたくさん載っているのもうれしいポイント。スイーツもおかずも両方載ったレシピ本は意外と少ないんです!

 

『世界一美味しい手抜きごはん 最速!やる気のいらない100レシピ』
著:はらぺこグリズリー(KADOKAWA)

 
言わずとも知れた「2020年1番売れたレシピ本」が、この『世界一美味しい手抜きごはん 最速!やる気のいらない100レシピ』。簡単なのにおいしくて、そして何より最速で作れちゃうレシピがたくさん載っているのが人気の秘訣ですが、なかでも私が個人的に感動したレシピが「絶対失敗しない黄金カルボナーラ」です。
 
カルボナーラってシンプルに見えて実は難しい料理です。過去にインターネットでレシピを調べて挑戦した際も、麺はゆですぎて膨張、卵は火が通り過ぎてボソボソに…。あまりのまずさに、恋人から「こんなものはカルボナーラではない」とまで言われてしまいました。その経験がトラウマとなり、私は二度とカルボナーラなんて作らないと固く誓ったものです。
 
しかし、本書に載っていた「絶対失敗しない」という誘い文句に、私は再びカルボナーラに立ち向かいました。結果、見事に成功!トラウマだったカルボナーラを克服できたんです。
 
また、「ついでレシピ」が載っているのもうれしいポイント。レシピ通りの分量を使ったところ、ちょっとだけ余ってしまった肉や野菜など、冷蔵庫に眠っていませんか。そんな余り食材を有効活用できるレシピがたくさん載っていてとっても経済的です。

 

『材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ』
著:てぬキッチン(ワニブックス)

 
お菓子作りをしようと材料を見て、レシピ本をそっと閉じることってありませんか。「ベーキングパウダーやアーモンドプードルなんて私の家にはない…」。そんな初心者にとって『材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ』のレシピは、材料2つから作れておすすめです。
 
特に簡単なのが「そのまま」シリーズ。「そのままフローズンヨーグルト」、「そのままジュースパックゼリー」など、ヨーグルトやジュースパックをそのまま利用して作れるのが魅力的。誰でも簡単におやつが作れるので、当店では小学生くらいのお子さまが買って行かれることも多々あります。
 
個人的には、お手軽おやつ作りにはハンドミキサーがあると良いと思います。泡立て器で延々と混ぜ続けたりすると、「てぬき感」が薄れてしまうからです。この本を機に本格的にお菓子作りを始めるなら、ハンドミキサーを用意してみては。私はこれから買いますが…。
 
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