岐阜で人気!子育てから離れてひと息つける、大人のためのカフェ「アジャーラー岐南」

名鉄岐南駅から徒歩10分の場所にあるカフェ「アジャーラー」は、地元産の野菜たっぷりのランチや、季節の果実を贅沢に使ったスイーツが人気。ユニークなのが、“10歳未満の子どもの入店を断っている”という点。オーナーの柚木邦実さんいわく、「子育てをしている大人が、ひとときだけ子育てを忘れて“自分に戻れる時間”を作りたかったのです」とのこと。
 
大きな窓から陽の光が差し込む開放的なテーブル席や、ゆっくりとくつろげるソファー席など、店内には大人のための優雅な時間が流れます。
 

↑白を基調とした落ち着いた雰囲気の外観。
 

↑ゆったりと思い思いの時間を過ごせるソファー席。
 

もくじ

“自分に戻れる時間”というコンセプト

 
コンセプトには柚木さん自身の経験が大きかったそうです。
 
「私自身、5人の子どもの子育てを経験する中で、1人でゆったりと趣味の時間を過ごしたり夫婦で水入らずの時間を過ごしたりと、子育てという日常から離れてひと息つける場所あったらいいのにと感じていました。この思いは自分だけではなく、子育てを経験した人なら誰しもが抱いてきたのではないかと思います」。
 

↑カフェで提供している紅茶やプリンを始めとしたスイーツ類なども店内で販売。
 
「夫婦で訪れたお客さまから、“アジャーラーのおかげで久しぶりに夫とデートができました”といった声をいただくことも。そういったうれしい反響があると、この店を始めて良かった!と思いますね」と柚木さんは笑顔をみせます。
 

ほっこりした、優しい味わいのランチ

 

↑「お魚と蒸し野菜のランチ」1,650円(税込み)
 
アジャーラーの料理のコンセプトは“ほっこり感”。「野菜をちゃんと食べてる?」「旬のものをバランスよく食べてほしい」そんな母親のような気持ちでいつも料理を作っています。野菜は近隣の農家をはじめ、郡上市や高山市の農家にも足を運び、できる限り岐阜県産のものにこだわっています」。
 
柚木さんの思いや素材へのこだわりが、どこか懐かしくて落ち着く“ほっこり”とした料理を生み出しているのです。
 

↑アジャーラーのランチのメインは「せいろ蒸し」。
 
旬の野菜がたっぷり入った、人気の「せいろ蒸し」。「せいろで調理すると、食材のうま味を逃がしにくいんです。葉物は甘く、お芋はホクホク。野菜そのものの味わいが濃厚に感じられると思います。岐阜の土地が育んだ味をぜひ味わってほしいです」と柚木さん。
 

↑せいろ蒸しのメインは魚か肉から選べます。この日の魚のランチはタラの炊き込みご飯。
 

↑ランチに付く日替わりの小鉢。切り干し大根や茄子の煮物など、家庭の味に癒されます。
 

↑アジャーラーはモーニングも人気。ドリンクを頼むと自家製の焼きたてパンとサラダがサービス!
 

パフェには全国各地で厳選した果実を

 
アジャーラーのもう1つの人気が季節の果物のパフェ。「果物にはとくにこだわっていて、日本中から厳選しています。生産地に足を運び、安心でおいしいと自信を持っておすすめできる果物を使っているんです」。
 

↑「桃パフェ」1,100円(税込み)。
 
この夏のパフェは、濃厚な甘みが特徴の福島産の桃を使用。大きな桃が豪快にのったパフェは見た目にも華やか!グラスの中にも桃のシャーベットがたっぷりと入り、まさに桃尽くしの一品です。
 
2021年3月に各務原市に誕生した屋内遊具施設「カカミガハラパークブリッジ」では、新形態となる「ajara KPB店」をオープン。こちらは“親子で楽しめるカフェ”がコンセプト。野菜たっぷりの「ボタニカルカレー」など、大人も子どもも一緒に味わえる体にやさしい料理が人気です。
 
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カカミガハラパークブリッジの記事はこちら→木の温もりを感じて遊んでくつろぐ。「カカミガハラ パーク ブリッジ」がオープン!
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岐南店の“自分に戻れる時間”、カカミガハラパークブリッジの“親子で楽しめる”という異なる2つのコンセプトのカフェで子育て世代に寄り添う柚木さん。「母親や父親、お子さんといったお客さまから、農家の方々や働く従業員まで。関わるすべての人が“ハッピーになれる場所”を今後もつくっていきたい」という言葉がとても印象的でした。
 

 

(文:山田泰三)
 

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