三重県・VISONに18人のスターシェフが集結した「AT CHEF MUSEUM」がオープン

三重県多気郡多気町にある商業リゾート「VISON（ヴィソン）」に2023年7月24日、新たなダイニングホール「AT CHEF MUSEUM（アットシェフミュージアム）」がオープン。ミシュラン星付きシェフ7人を含む18人のスターシェフたちの料理が一堂に並ぶ、スペシャルな空間。さっそくHIROBAくんとでかけてきました！

アットシェフミュージアムとは？

食の美術館がコンセプトとなった「アットシェフミュージアム」。建物の中に足を踏み入れると…ドーム状の広々とした空間の壁面にシェフたちの写真がアート作品のように展示されています。

パリの三ツ星レストランを皮切りに数々の店で修業を重ね、2015年にフレンチ「ル・スプートニク」をオープンしてわずか半年でミシュラン一つ星を獲得した髙橋雄二郎さん、南青山に「慈華itsuka」をオープンし、2021年から3年連続でミシュランガイド東京1つ星を手にしている田村亮介さん、予約の取れない名店として有名な「賛否両論」店主・笠原将弘さんなど、そうそうたる顔ぶれ！

しかし、魅力はなんといっても、彼らスターシェフたちの料理がリーズナブルに味わえるところなんです。各シェフがこの店のために手がけるのは、美術館さながらに、見た目にも楽しませてくれるような料理やスイーツ。各シェフ、渾身の一皿が店頭に並び、1つの商品と交換できるチケットが700円、3つの商品と交換できるチケットが2,000円となり、会場入口で購入することができます。

メニューの一部をご紹介

「ル・スプートニク」で味わえるのは新感覚のデザート。伊勢茶を使った－200℃のエアインアイスからはモクモクとスモークが立ち上ります！サクサクとしたアイスと中に入った柑橘の相性がマッチしていて爽やかな味わい。

ミシュラン星を獲得している竹田英人さんの店「焼鳥 市松」のメニューは、真っ黒な見た目がユニーク。三重県の「うまし鶏」に備長炭パウダーを衣にまとわせたトリュフ風唐揚げ。トッピングはヴィソンを囲む荘厳な自然が表現されています。

桝谷周一郎さんが25歳で代官山にオープンさせたイタリアン「オステリアルッカ」のメニューは、見た目にも華やかなブルスケッタ。三重県多気町で栽培されている機能性成分GABAを多く含むミニトマト「POMONA TOMATO mini」を使用。オリーブオイルで軽く揚げたサクサク食感のパンとの相性もバツグンです。

すべてのメニューに使われているお皿は、紙の食器「WASARA」。植物繊維から作られた器で、自然分解され90日以内で土に還るというもの。自然にやさしいうえ、美しいフォルムも魅力です。

「賛否両論」店主・笠原さんは、アットシェフミュージアムの展望について次のように語りました。「名だたる料理人が集まって、一気に食べられるような場所、料理人たちが切磋琢磨できるような場所を作りたいと思っていた。来年の夏はもっと多くのシェフに集まってもらって、夏フェスならぬ夏シェフを開催したい」。また、この広々とした建物内で、料理の大会や食にまつわる映画祭を開催していきたいのだとか。

ヴィソンまでのアクセスは？

東京ドーム24個分（約119ha）の広大な敷地を誇るVISON（ヴィソン）。日本最大級の産直市場、薬草で有名な多気町にちなんだ薬草湯、食の体験型店舗、有名料理人が手がけるレストラン、ホテルなど、9つのエリアに約70店舗が出店する複合商業施設です。

ヴィソンまでは、伊勢自動車道「多気ヴィソンスマートIC」・紀勢自動車道「勢和多気IC」からすぐ。また、名古屋（名鉄バスセンター）・松阪駅・伊勢神宮などから三重交通バスで行くこともできます。

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