グラフィック・デザインや版画、水彩画、文学作品の挿絵や舞台美術などさまざまな作品を残し世界各国で評価された20世紀後半のベルギーを代表するアーティスト、ジャン=ミッシェル・フォロンさん。初期の作品から晩年の立体作品までを含めた約230点を紹介する大回顧展「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」が名古屋市中区の名古屋市美術館で2025年1月11日(土)~3月23日(日)に開催。
名刺で自らを空想旅行エージェンシーと名乗っていたフォロンさん。今回の展示はジャンルや年代ごとの構成ではなく、まるで空想旅行をしているような気分で作品を鑑賞できます。
柔らかな色づかいと軽やかなタッチは見る人を想像の世界へ引き込むかのよう。また環境や自由への高い意識を持ち、美しいだけではなく、環境破壊や人権といった社会問題への告発も作品の中に潜んでいます。
色彩の細かなグラデーションやドローイングの線に注目すると、より一層フォロン作品の魅力に気づくことができるはず。
作品はすべてフォロン財団蔵 ⒸFondation Folon,ADAGP/Paris,2024-2025
「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」
日程 | 2025年1月11日(土)~3月23日(日) |
時間 | 9:30~17:00(金曜は20:00まで、入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜(1月13日、2月24日は開館)、1月14日(火)、2月25日(火) |
場所 | 名古屋市美術館(愛知県名古屋市中区栄2-17-25芸術と科学の杜・白川公園内) |
入館料 | 一般1,800円、高大生1,000円、中学生以下無料 |
駐車場 | なし |
アクセス | 地下鉄「伏見」駅、5番出口より南へ徒歩8分 名古屋高速「白川」出口より車で5分 |
TEL | 052-212-0001 |