映画「ねことじいちゃん」のロケ地“佐久島”は、ゆったりとした時間の流れる素敵な場所でした。

2019年2月22日より上映中の映画『ねことじいちゃん』。動物写真家の岩合光昭さんが映画初監督を務め、たくさんの猫たちと、島で暮らす人々の日常が描かれた作品です。実は、その撮影のほとんどが愛知県の佐久島で行われていました。

今回は『ねことじいちゃん』のロケ地を中心に佐久島の魅力をHIROBAくんと巡ってきました。

 

もくじ

海風が気持ちのいいフェリーに揺られて佐久島へ

 

フェリー乗り場は名鉄西尾駅からバスで30分ほどの場所にある一色港。そこからフェリーに乗って20分ほどで佐久島の西港に到着します。
HIROBAくん:「海上の景色もいいし、船旅は最高だね!」
 

島を歩けばすぐに広がる映画の世界

 

佐久島には映画のロケ地となったスポットがたくさん。「映画のあの場面と同じ景色だ!」なんて島巡りを楽しむことができます。
 

佐久島の西港に降りてまず足を運びたいのが、島の文化交流施設「弁天サロン」。映画では、主人公大吉の妻サチの忌中払いの会場として登場しました。普段は島のインフォメーションを担い、島の見どころについて教えてもらったり、椅子に座って一息つくことができます。
 

弁天サロンをはじめ、島の建物で目を引くのが黒い外壁です。映画でも島の日常として何度も登場するこの黒い外壁は、建物を潮風から守るため、かつては「コールタール」が塗られていました。現在は黒色のペンキを塗って景観の保存を行っています。映画でもおなじみのノスタルジックな街並みは風情たっぷり!
 

映画にて、柴咲コウさん演じる美智子の開いたお店の撮影地となった「カフェ百一」。撮影期間中はスタッフやキャストが来店し、自家焙煎のコーヒーやスイーツや食事を楽しんだそうです。
HIROBAくん:「お店の器やお皿も映画に登場するんだって!映画の一場面のような時間をすごせそうだね。」
 

店内の席からは日間賀島を一望できます。店主さんは観光で訪れた佐久島に魅せられて、移住を決意。カフェを開業したそうです。
 

「カフェ百一」の隣には映画の主人公大吉の家として使われた建物もあります。
 

大吉と飼い猫のタマの日課は散歩。その散歩シーンに出てくるのが佐久島小・中学校前の「フラワーロード」です。
HIROBAくん:「海岸沿いの眺めが最高!季節の花もきれいだし、まさに散歩にはもってこいの場所だね」
 

もちろん猫の姿も!

 

島を散策していると、映画の場面さながらに多くの猫たちとの出会いも。
 

最初に出会ったのは、黒壁の街並みに溶け込む人懐っこい猫でした。
 

畑の中に佇む姿をパシャリ。
 

ひなたっぼこ中の猫。
HIROBAくん:「映画と同じように、島の景色に猫が溶け込んでいるんだね。」
 

アートの島としての一面も

 
佐久島を訪れたら外せないのが、島の至るところに佇むアート作品。
 

佐久島の代表的なアート作品が、白く美しい浜辺に建てられた「おひるねハウス」。中に寝転ぶと時間を忘れてのんびり。撮影スポットとしても人気です。

 

大浦海水浴場のほど近くにあるのが「カモメの駐車場」。カモメたちは風見鶏になっていて、現在の風向きを教えてくれます。
 

島の特産グルメで腹ごしらえ。

 
島の食堂「ごはん屋 海」で、特産品の大アサリをふんだんに使った大アサリ丼(750円)をいただきました。
 

大ぶりなアサリは旨味がしっかりとしていて、ご飯によく合います。映画の撮影中はここ「海」にもスタッフが食事をしに訪れていたそうで、店内にはキャストのサインも飾られていました。お店の庭は猫たちが集う憩いの場所になっています。
HIROBAくん:「ロケ地巡りにアートに名物グルメと、島での1日は内容盛りだくさんだね!」
 

映画の舞台となった佐久島は、ゆったりとした時間が流れていて休日を過ごすにはぴったりの場所です。映画のロケ地を巡りながら、島の猫やアートにも出会える佐久島で、映画の登場人物になったつもりで1日を満喫してみては。
 
(文:山田泰三)
 
 

 
 
 

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