県営名古屋空港すぐの「MRJミュージアム」で、“国産初”のジェット旅客機を先取り♪

ものづくり産業が盛んな愛知県で、進行中の大プロジェクトといえば、三菱重工グループが開発している国産初のジェット旅客機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)。そのMRJの展示をはじめ、製造作業の見学もできる「MRJミュージアム」が11月30日(水)、愛知県西春日井郡にオープン。さっそくHIROBAくんと先取りしてきました。
 

 
県営名古屋空港からほど近い場所にある「MRJミュージアム」。見学は完全予約制で、アテンダントに案内してもらいながら、展示施設見学→最終組立工場見学へと進みます。数ヶ月先まで予約が埋まっているそうなので、早めに予約した方が良さそうです。
HIROBAくん:「工場の作業現場も見れるなんて、楽しみだ~」
 

 
エレベーターを降りて、まず目に飛び込んでくるのは、20分の1に縮小された滑走路! 壁には離陸するMRJが描かれています。足元を見ると…「34」の数字。これは、県営名古屋空港の滑走路にも実際に描かれている数字で、北を0として時計回りに340度の方向に滑走路が向いているということなのだそう。
HIROBAくん:「パイロットはその数字を頼りに離着陸を行っているんだねー!」
 

 
展示室に入ると、中央に実物大のMRJが!
 

 

 
機内にはフライトデッキとキャビンが設置。キャビンは、これまでのリージョナルジェット機よりも天井が高く、足元スペースが広くなっています。シートはスリムに見えますが、座り心地はとても快適!
HIROBAくん:「旅気分が高まってワクワクするね♪」
 

 
ひと際目を引くのが、木材や樹脂で製作されたエンジンの原寸大模型。現在のMRJのエンジンには最新の性能が搭載され、従来よりも燃費が良く、整備費を大幅に低減させたそうです。
 

 
VRカメラで撮影された製造現場がタブレットで360度見学できるコーナーも!
HIROBAくん:「製造現場で働く人達、イキイキしていて、かっこいいね!」
 

*写真/三菱航空機(株)提供
 
エレベーターで2階に降りると、最終組み立て工場の見学エリアに。胴体に主翼や扉などを結合し、飛行機の形へと仕上がっていく様子が見られます。
 

 
1階のミュージアムショップでは、200分の1サイズのMRJプラモデルなどのグッズも販売。
 

 
「MRJミュージアム」と同日に、エアポートウォーク名古屋に直結した「あいち航空ミュージアム」もオープン。館内には愛知県にゆかりのある航空機が並ぶほか、パイロット体験コーナーも。また、屋上展望デッキからは県営名古屋空港の離着陸の眺めが爽快です!
 
(文:谷口蒼介)
 

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